有形文化遺産

1.フエの建造物群

ベトナムの京都と言われるフエ。ベトナムで最初の世界遺産に認定されたのがこのフエの建物群です。ベトナム、中国、フランス文化を取り入れながら華やかに栄えてきたベトナム最後の王朝が存在した場所で、フエの建造物群を眺めながら歩いていると、タイムスリップしてしまったような錯覚に陥ります。4月~9月はとても暑い時期なので、朝一の観光がおすすめ。日中になる場合は日除けグッズがあると便利です。ユネスコ認定:1993年。

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2.ホイアンの古い町並み

昔からの古い港町であるホイアンは、現在では”ランタンの街”として世界の観光客から人気があります。16世紀〜19世紀には国際貿易港として栄え、ベトナム戦争の影響を受けず、町並みは昔のまま残されているのが特徴です。時間帯や場所によっては車やバイクの乗り入れが禁止されており、のんびりと街歩きを楽しめますよ。ホイアン中心街にある「来遠橋」は1593年に日本人が作ったとされ、「日本橋」との愛称で親しまれています。またホイアンでは一年を通して、夜になるとランタンの灯りがともり、街全体が優しい光に包まれます。とくに毎月満月になる旧暦の14日にはランタン祭りが開催され、お店の電気や街灯はすべて消灯。ランタンの光だけで街中が照らされるので、さらに幻想的な風景を楽しむことができます。ユネスコ認定:1999年認定。

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3.ミーソン聖域

チャンパ王朝時代の宗教(ヒンズー教シヴァ派)の聖域。ベトナム戦争時代に爆撃や盗難による破壊がかなり進んでしまいましたが、レンガ作りのチャンパ塔など7世紀から13世紀にかけての遺構が残っています。現在は日本のトヨタ財団などが保護助成を行っています。ユネスコ認定:1999年。

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4.タンロン遺跡

タンロンとはベトナム語で「昇龍」を意味し、ハノイの旧称であります。ハノイ市内にあるためハノイ滞在中に気軽に行けるのが魅力ですが、色褪せが激しくあまり手入れをしていないよう。チケット売り場及び入口はディエンビエンフー通り側で、北側からは入場できないので注意が必要です。ユネスコ認定:2010年。

5.胡朝の城塞 

1400年から1407年にかけてわずか7年、ベトナムを支配した短命王朝の城跡。昔の面影はなく、現在は東西南北の門が残されているだけ。南門付近に資料館があり、当時の歴史を学ぶとことができます。ユネスコ認定:2011年。